Q1:花がまったく咲いていない真冬に、庭に植えられているのが牡丹か芍薬か見分ける方法はありますか?
A1:一瞥するだけで判別できます。地上に枯れ木のような灰色の硬い枝が残っており、冬芽がついているなら「牡丹」です。地上に茎が一本もなく、冬枯れして平らな土の地面だけになっているなら「芍薬」です(芍薬は地中の根株で越冬しています)。
Q2:切り花として部屋に飾る場合、どちらが長持ちしますか?
A2:圧倒的に芍薬が向いています。牡丹は樹木の花であるため水揚げが極めて難しく、水落ちして開花後2〜3日でしおれてしまうケースが少なくありません。一方、芍薬は草本としての水揚げが容易で、つぼみの状態から飾れば徐々に大輪へと開花し、5日から1週間程度その豪快な咲き誇りと芳醇な香りを屋内で楽しむことができます。
Q3:黄色の花をつけている牡丹や芍薬を見かけましたが、交配種ですか?
A3:高い確率で「オリエンタル・ゴールド」などの牡丹と芍薬の種間交雑種(アイソ・ハイブリッド / 伊藤ハイブリッド)です。本来、芍薬には鮮烈な黄色色素がありませんでしたが、日本人育種家の伊藤東一氏が世界で初めて牡丹と芍薬の交配に成功し、樹木のような強さと草本のような強健さを併せ持った黄色いハイブリッド品種が誕生しました。茎の下部がやや木質化しながらも冬に地上部が枯れ込むという、両者の中間的な生態を示します。