NHK Eテレのスタジオを飛び立った後、彼女が選んだ道は平坦とは程遠いものだった。ギャルカルチャーの旗手としてブログの世界で爆発的な支持を集め、若者の代弁者となった彼女は、表現の幅を広げるべく映画の世界へと足を踏み入れる。
主演を務めた映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』は、かつての清純な子役イメージを自ら打ち壊すような過激で繊細な挑戦だった。賛否両論の渦に巻き込まれながらも、体当たりの演技で観客を揺さぶったその姿勢は、既存の枠に収まりきらない表現者としての本能を強く印象づけた。日本の芸能界・エンターテインメント産業の常識を軽やかにすり抜ける資質は、すでにこの頃から色濃く滲み出ていた。