ネット上のQ&Aサイトや知恵袋などで頻繁に見られる「誤解」についても、事実関係を整理しておく必要があります。
第一の誤解は、「AKIRA版GTOはEXILEが企画主導したドラマである」という見方です。実際には、前述の通り原作者・藤沢とおる氏および関西テレビの制作チームが「現代の閉塞感を壊せるフィジカルと精神性を持った俳優」としてAKIRAに白羽の矢を立てたのが発端であり、LDH主導のプロモーション企画ではありませんでした。
第二の誤解は、「AKIRA版は反町版のリメイクだからストーリーが全く同じ」という認識です。反町版は原作コミック連載中だったこともあり、中盤以降はほぼドラマオリジナルのストーリーが展開されました。一方のAKIRA版は、原作コミックおよび続編『GTO SHONAN 14DAYS』のエピソードを数多く下敷きにしており、実質的には「原作の初映像化エピソードを多数含む別作品」として楽しむのが正確な鑑賞法です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
歴代のGTOシリーズを今から楽しむにあたり、どちらの作品を選ぶべきかの明確な基準を提示します。
- AKIRA版がおすすめな人:
- 原作漫画のハイテンションなギャグや、激しい格闘アクションを楽しみたい人
- 吉沢亮、山田裕貴、川口春奈、白濱亜嵐らトップスターたちの初々しくも鋭い初期演技を堪能したい人
- スクールカーストや家庭崩壊など、より具体的でリアルな現代的テーマに触れたい人
- 反町隆史版(およびリバイバル)がおすすめな人:
- 90年代後半のトレンディドラマの熱気、哀愁漂う大人のカリスマ性を楽しみたい人
- 主題歌『POISON』とともに紡がれる、王道かつ不朽のヒーロードラマを味わいたい人