日本国内におけるターキッシュアンゴラの値段相場は、一般的な家庭用ペットタイプで30万円から50万円前後が推移基準となっています。血統書のラインに国際キャットショー(CFAやTICA)のチャンピオンタイトルを持つ親猫がいる場合や、極めて美しいオッドアイのホワイト個体では、60万円以上の値がつくケースも珍しくありません。
しかし、金銭面以上に高いハードルとなるのが「圧倒的な入手難易度の高さ」です。大手ペットショップチェーンの店頭に純血のターキッシュアンゴラが並ぶことは構造上ほぼあり得ません。現在、日本国内で国際基準を満たす血統管理を行っている専門ブリーダーは数軒程度しか存在せず、子猫を迎えるためには以下の実情を把握しておく必要があります。
第一に、専門ブリーダーへの事前コンタクトと出産予約待ちが基本となります。交配計画が年1〜2回程度に限られるため、予約から受け渡しまで半年から1年以上待つことも通例です。海外の優良キャッテリーから直接輸入(個人輸入代行を含む)する選択肢もありますが、渡航検疫や輸送費用を含めると総額で80万〜120万円規模の予算が必要となります。
第二に、「里親募集」における偽装・誤認トラブルへの警戒です。保護猫サイト等で「ターキッシュアンゴラ風の里親募集」を見かけることがありますが、その99%以上は白毛の日本猫ミックスや雑種です。純血種のターキッシュアンゴラが一般的な里親市場に出ることは極めて稀であり、「血統書のない自称アンゴラ」を有償譲渡しようとする悪質ブローカーには十分な注意が必要です。