デジタルコミュニケーションの主舞台であるソーシャル・ネットワーキング・サービス上では、絵文字のニュアンスに関するジェネレーションギャップが顕著に現れる。Z世代を中心とする若年層と、それ以上の世代では、文末の処理方法ひとつを取っても美意識が異なるのだ。
ベテラン世代が丁寧さや感情の温もりを表現するために絵文字を多用する傾向があるのに対し、若年層はあえて絵文字を最小限に抑えたり、特定のシュールな絵文字を皮肉交じりのアクセントとして使ったりすることを好む。LINE上でのやり取りにおいても、「絵文字を付けすぎる=おじさん構文・おばさん構文」と判定されるリスクが存在するため、相手との距離感に応じた絶妙な引き算が求められる。