保護者や教育関係者の間で議論の的となるのが、「大阪府立布施高等学校の評判やリアルな進学実績とはどのようなものか」という点です。ネット上の掲示板やSNSでは「自由な校風だから進学実績が落ちているのではないか」という憶測が流れることもありますが、公式発表資料や卒業生進路状況を精査すると、まったく異なる実相が浮かび上がります。
布施高校の出口戦略における最大の特徴は、近畿大学および関関同立(関西大・関西学院大・同志社大・立命館大)への圧倒的な現役合格力にあります。特に大学キャンパスが目と鼻の先にある近畿大学への合格者数は、毎年学年規模に対して極めて多く、地元密着の進学実績を誇ります。
取材に応じた大手予備校の進路指導担当者は次のように分析します。「布施高校の生徒は、2年次から受験に必要な科目を集中的に履修できる単位制の利点を最大限に生かしています。国公立を狙う生徒は共通テストに向けた5教科7科目を維持し、私立専願の生徒は英・国・社や英・数・理にリソースを集中させる。この合理的な戦略が、関関同立や産近甲龍の合格率を押し上げています」
「単位制だから学力が落ちる」という噂は完全な誤解であり、実態は生徒それぞれの志望校に最適化された学習配分が可能になっているというのが教育現場の客観的評価です。