小岩井ことりという名を一気に全国区へと押し上げた代表作といえば、間違いなく『のんのんびより』の宮内れんげ(れんチョン)だろう。「にゃんぱすー」というフレーズは単なる流行語を超え、アニメ史に刻まれるアイコンとなった。まったりとした田舎の風景の中で発せられる独特のローテンションな語り口は、日常系アニメの金字塔として今なお根強い人気を誇っている。
しかし、彼女のすごさは単なる「脱力系」にとどまらない。幼少期ならではの純粋な好奇心や、ふとした瞬間に見せるセンチメンタルな感情の揺れを見事に演じ分ける表現力があるからこそ、宮内れんげというキャラクターは長い歳月を経た今もなお愛され続けているのだ。