ECサイトやクラウドファンディング、限定商品の予約販売で頻出する「〇月下旬発送予定」というアナウンス。消費者の間では「21日になったのに発送連絡が来ない」「下旬と書いてあったのに届いたのは翌月1日だった」といった不満がSNSや知恵袋等のコミュニティで定期的に噴出しています。
大手ECモール出店企業や物流フルフィルメント現場の関係者への取材・業界慣行データを照らし合わせると、下旬発送の届く時期における明確な偏りが浮かび上がってきます。
多くの通販現場において、上旬・中旬・下旬という区分で発送スケジュールを組む場合、製造遅延や検品工数を考慮した「バッファ(予備期間)」を後ろに設定する傾向があります。その結果、実発送は25日〜月末最終日に集中するケースが全体の7割以上を占めています。
加えて、運送会社の集荷締め切りや配送リードタイム(1〜3日)が重なるため、21日〜24日頃に届くケースは極めて稀です。「下旬発送」と案内されている商品は、「実質的に27日〜翌月2日頃に手元へ届く」と見積もっておくのが現実的な防衛策となります。