受験市場において最も注目される指標が浜松学院大学の偏差値です。河合塾や駿台予備学校、ベネッセコーポレーションの最新模試データによると、一般選抜における共通テスト得点率は40%台前半、個別偏差値はBF(ボーダーフリー:合否の判定基準が定まらない難易度帯)から35.0程度で推移しています。この客観的数値だけを切り取れば、ネット上の俗称である「Fラン大学」の枠組みに分類されることは避けられません。
入試倍率の推移を見ても、一般選抜における実質倍率は1.0倍〜1.2倍前後で落ち着いており、試験そのもので激しい選抜競争が起きている状況ではありません。入試形態の主流は総合型選抜や浜松学院大学の指定校推薦などの年内入試であり、入学者の約7割から8割が年内に進路を決定しています。
ただし、現場の教育関係者や採用担当者の間では異なる評価が定着しています。大手予備校の進路指導担当者は次のように指摘します。「ペーパーテストの難易度という意味では選抜性が低いことは事実です。しかし、Fランという言葉が内包する『学生が放置され、授業が成立していない』というイメージは浜松学院大学には当てはまりません。学生数が限定されているからこそ、教員が個々の学生の習熟度や生活状況を把握するリメディアル教育(基礎補習)が極めて手厚く機能しています」。ネット上の侮蔑的な呼称と、実際の教育現場で提供されているプログラムの間には、明白な乖離が存在します。