「ビームシート座席は本当に見やすいのか」という疑問に対し、プロ野球観戦と音楽ライブそれぞれの視点から具体的な見え方を紐解きます。
まず読売ジャイアンツ戦をはじめとするプロ野球の試合においては、「戦術と配球の全体像が極めて把握しやすい特等席」と評価できます。グラウンドに近すぎるエキサイトシートや最前列エリアでは、打球の角度や外野手のポジショニング、走者のリード幅を立体的に把握することが困難です。これに対し、ビームシートの位置からはピッチャーの投球軌道、内野陣のシフト、打球が外野の間を抜ける瞬間までが一連のパノラマとして視界に収まります。スコアブックをつけながら観戦する熱心なファンや、落ち着いて一球一球の攻防を分析したいファンにとって、これ以上ない視認性を提供してくれます。
一方、音楽ライブ・コンサートにおける見え方には明確な特徴があります。メインステージからの距離は一定程度離れるため、肉眼のみでアーティストの細かな表情や指先の動きを視認することは困難です。しかし、近年のドームツアーで多用されるセンターステージ、バックステージ(バクステ)、アリーナ外周を巡るムービングステージやフロート・トロッコの動線全体を均等に見渡せる強みがあります。さらに、会場全体を包み込むLED照明プログラムや客席のペンライト演出が生み出す光のウェーブを、ドーム空間の美しさとともに俯瞰で体感できる点は、アリーナ後方席にはない大きなアドバンテージです。