大学受験の頂点に位置する東大理三の学力水準は、他大学の医学部と比較しても一段高い領域にあります。河合塾や駿台予備学校が公表する最新の偏差値データにおいて、東大理三の偏差値は72.5〜77.5(駿台全国模試基準では偏差値70以上、河合塾全統記述模試では偏差値72.5〜75.0以上)を維持しており、模試受験者の上位0.1%未満に属する層でしか合格安全圏(A判定)は出ません。
合否を左右する一次選考の指標として、東大理三の共通テストボーダーは得点率で90%〜92%(900点満点中810点〜830点以上)が標準的なボーダーラインです。東大の入試制度では共通テストの配点(900点)が110点に圧縮され、二次試験(440点満点)と合わせた総合計550点満点で最終合否が判定されます。共通テストでの1点・2点の差は圧縮によって小さくなるものの、理三志願者層は共通テスト段階で9割超を確実に確保してくるため、ここで大きく失点した受験生は二次試験での挽回に極めて高いハードルを背負うことになります。
近年の東大理三の合格最低点推移を精査すると、問題難易度が跳ね上がった年度でも370点台後半、平易な年度では410点を超える得点が要求されます。理科一類や理科二類の合格最低点との間には常に60点〜80点以上もの圧倒的な点数差が存在し、同じ東大二次試験の同一問題を解きながら、理一志望なら合格圏となる点数でも理三では即座に不合格となる現実を示しています。