Instagramを統括するアダム・モッセーリは、オープンなフィード投稿の時代から、プライベートな小規模グループでの交流へと人々の関心がシフトしている現状を繰り返し指摘してきた。全体公開のタイムラインで完璧な自分を演じることに、人々は明確な疲労感を覚えている。
その受け皿として定着したのが「親しい友達機能」だ。アカウント全体を鍵垢にする決断がつかない場合でも、ストーリーズや特定のリール投稿を、選ばれたごく親しい関係者だけに限定して配信できる。全面的な遮断か、無防備な公開か。その二者択一の間を埋めるグラデーションとして、この仕組みは機能している。自らの情報が届く半径をミリ単位でコントロールする感覚が、今のユーザーには欠かせない。