基礎の軽視は、大学入試共通テストなどの実戦の場で手痛い打撃となる。共通テストの数学I・Aでは、誘導形式の中で絶対値を含む不等式や集合の要素数を数え上げる設問が頻出する。1つの数え落としが連鎖的な計算ミスを引き起こし、大問全体を落とすリスクを孕んでいる。
教科書大手の数研出版が手掛けるチャート式などの参考書でも、絶対値の外し方と場合分けの章には膨大なページが割かれている。「場合分けの条件を満たす整数解をすべて求めよ」という設問に対し、境界値とゼロの吟味を怠らない習慣を徹底的に叩き込むことが、高得点への近道となる。