日本テレビを退社した直後、上重聡アナウンサーが選択したのは大手芸能プロへの所属ではなく、自らマネジメントを行う個人事務所の設立でした。独立当初は業界内で「地上波での起用は慎重になるのではないか」という見方もありましたが、その懸念を覆すかのようにフットワークの軽さを活かした多局展開を進めています。
テレビ朝日系、フジテレビ系、関西ローカル局のバラエティ番組へのゲスト出演をはじめ、長年培ったスポーツ実況のスキルを活かしたプロ野球中継、さらにはインターネット配信番組やゴルフ関連コンテンツ、企業セミナーの司会進行まで幅広くカバー。特定の局の縛りがなくなったことで、かつての「日テレの顔」から「マルチな実力派フリーアナウンサー」へと見事なシフトチェンジを遂げています。
特筆すべきは、バラエティ番組における自虐トークや過去の失敗談を隠さず笑いに変えるタフなスタンスです。自らの挫折を真正面から語る姿勢が視聴者や番組プロデューサーから「使いやすい」「生放送の安定感が抜群」と再評価され、オファーが途切れない好循環を生み出しています。