投資信託を評価する上で、表面的な知名度以上に重視すべきは「インデックスに対する忠実度」と「中長期の実質リターン」です。みずほ信託銀行が運用を担う外国株式インデックスファンドは、日本を除く世界の主要先進国株式を投資対象とするMSCIコクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース)をベンチマークに採用しています。
運用報告書および基準価額の最新推移を分析すると、アップル、マイクロソフト、エヌビディアといった米国メガキャップ企業を中心とする先進国株式市場の力強い成長を確実に捉え、ベンチマークと連動した着実な成果を記録しています。過去3年および5年の運用実績推移チャートを俯瞰しても、世界的な株式インフレ局面と為替の円安基調が複合的に寄与し、年率換算のトータルリターンは20%を超える局面を経験するなど、資産形成のエンジンとして十分すぎる利回りを提供してきました。
では、読者が最も気にする「本当にお得なのか?」という問いに対する答えはどうでしょうか。結論から言えば、「ベンチマークに対する追従力とリターンそのものは文句なしだが、手放しで最もお得と言い切るには加入している契約タイプの確認が欠かせない」というのが客観的な事実です。指数連動型である以上、リターンの源泉は市場そのものにありますが、最終的な手取りリターンを左右する「信託報酬の差」が、運用年数を経るごとに無視できない差となって現れるからです。