Q1:公式な教科書や楽譜に3番以降が掲載されることはないのですか?
A1:文部科学省の学習指導要領に基づく音楽教科書においては、青木存義作詞・梁田貞作曲のオリジナルである2番までが正式な教材として掲載されています。民間の歌集や知育絵本、音楽番組では、便宜上「補作詞」という明記付きで3番(岩河三郎版など)が採用されるケースがありますが、国定の原典が書き換えられたわけではありません。
Q2:1番の歌詞は「どんぐりころころ どんぐりこ」ではないのですか?
A2:多くの人が「どんぐりこ」と歌い間違えがちですが、正しい原詩は「どんぐりころころ どんぶりこ」です。「どんぶりこ」は物が水に落ちたり転がったりする様子を表す古い擬態語です。語感が似ているため子どもの間で口頭伝承されるうちに混同され、誤った歌詞が定着した典型例です。
Q3:池にはまったどんぐりは、植物の生態系としては本当に芽を出せないのですか?
A3:農学・林学の知見では、どんぐり(ブナ科の種子)が水中に長期間浸かり続けると、酸素欠乏により種子内部が腐敗し、発芽能力を失う可能性が高くなります。ただし、数日程度水に浮いていた程度であれば、岸辺に打ち上げられて土に触れることで無事に発芽することは十分可能です。そのため、4番のように「山に戻って大きな木になる」という結末も自然科学的に決して不可能なファンタジーではありません。