学術界やコアなマニアの間で知られていたこの奇怪な生物が、日本国内の一般層に強烈なインパクトを残した瞬間がある。NHKの自然ドキュメンタリー番組『ダーウィンが来た! 生きもの新伝説』での特集だ。最新鋭のハイスピードカメラが捉えた、濁った水中で繰り広げられる電光石火の捕食シーンは、多くの視聴者の度肝を抜いた。
現在でもNHKオンデマンドなどを通じてその映像記録に触れることができる。画面越しに映し出される、首を奇怪にしならせて魚を一瞬で丸呑みにする姿は、怪獣映画のワンシーンと見紛うほどの迫力だ。この番組をきっかけに本種の存在を知り、アクアリウムの世界へと足を踏み入れたキーパーも少なくない。メディアが捉えた圧倒的な野生の姿は、単なるペット飼育を超えた、原始的な生命への憧憬を掻き立て続けている。