季節性の乾燥肌と、白癬菌によるかかと水虫(角化型水虫)は、一見すると見た目が酷似しています。しかし、日々のスキンケアに対する反応や症状の現れ方を細かく観察すると、明確な違いが浮かび上がってきます。
最も分かりやすい判断基準は「高保湿クリームを1〜2週間塗り続けても状態が変わらない、あるいは悪化する」かどうかです。通常の乾燥であれば、ワセリンや尿素入りクリームで油分と水分を補えば次第に柔らかさを取り戻します。一方で白癬菌が原因の場合、表面を一時的に保湿しても菌そのものは死滅しないため、硬い角質やひび割れが居座り続けます。
また、症状の現れる「範囲と季節」にも着目してください。乾燥肌は両足のかかとに均等に出ることが多く、湿度の高い夏場には自然と和らぐ傾向があります。対して水虫は「片足のかかとだけが極端にガサガサしている」「夏になっても分厚い角質が改善しない」といった特徴が見られます。細かい皮がウロコ状にポロポロ剥がれ落ちる場合も、菌が繁殖しているサインといえます。