画面から突如として姿を消す出演者たち。その降板理由の多くは、表向きには「スケジュールの都合」と処理される。しかし、芸能界と局の裏で交わされるやり取りは遥かにドラスティックだ。
最大の要因は、SNS時代における「発言の炎上リスク」である。生放送の現場において、不適切な表現やコンプライアンスに触れる失言を一度でも犯せば、瞬時にX(旧Twitter)などで拡散され、スポンサーへの電話攻撃(電凸)へと発展する。局側が最も恐れるのは、企業イメージの毀損によるCM差し替えだ。
また、政治的・社会的な偏りが強すぎる発言も敬遠される傾向が強まった。公平中立を謳う地上波において、過激すぎる持論は視聴者の反感を買うリスクと背中合わせだ。一回の失言が引き金となり、翌週には静かに降板、あるいは「次枠の改編に伴う交代」という形でフェードアウトさせられるのが、ワイドショーを巡る厳しい冷酷な現実である。