大学進学の費用対効果を測る上で、最もシビアに問われるのが「卒業後の進路」です。甲子園大学就職実績のデータを検証すると、偏差値30台の私立大学としては極めて堅実な就職決定率(例年90%台後半)を維持していることが確認できます。
特に強みを発揮しているのが栄養学部です。管理栄養学科では、卒業時に管理栄養士国家試験の受験資格が得られます。近年の合格率実績を見ても、教員陣による徹底した補講や模試の繰り返しにより、全国平均と同等またはそれを上回る年を記録するなど、着実な指導ノウハウが蓄積されています。主な就職先には、総合病院や医療法人、日清医療食品やエームサービスといった大手給食受託企業、高齢者福祉施設、保育園、食品関連メーカーが名を連ねています。「管理栄養士という確固たる国家資格」を手にできるため、学歴フィルターの影響を受けにくい業界への就職パイプラインが強固です。
一方の心理学部では、公認心理師や臨床心理士を目指して大学院へ進学するルートと、一般企業への就職を目指すルートに分かれます。一般企業への就職先としては、関西圏の中堅・中小企業を中心とした営業職、人事・総務職、販売・サービス業、金融機関、医療事務など幅広い領域に広がっています。大手総合商社やメガバンクへの就職は稀ですが、地元密着型の手堅い企業への内定を着実に勝ち取っています。
さらに見逃せないのが、甲子園大学学費減免制度の充実度です。甲子園大学では、入試成績優秀者を対象とした授業料の全額・半額免除制度や、資格取得を経済的にバックアップする奨学金制度が複数用意されています。高偏差値の難関私大で特待生枠を勝ち取るのは至難の業ですが、甲子園大学の難易度帯であれば、高校時代に真面目に学習を積み重ねてきた生徒が学費減免の特待生として迎えられる可能性が格段に高まります。家庭の経済的負担を大幅に抑えながら資格を取得したい層にとって、極めて実利的な選択肢となっています。