SNSやネット掲示板上では、定期的に「日本の本当の大きさ」をめぐる議論が白熱し、トレンド入りを果たす光景が見られます。日本の広さ ネットの反応を追跡すると、多くのユーザーが学校教育と現実のギャップに強い衝撃を受けていることが分かります。
「メルカトル図法の世界地図を見慣れていたせいで、日本はイギリスやドイツの半分くらいだと思い込んでいた」「本州をヨーロッパの地図に重ねた画像を見て腰を抜かした。青森から山口まででフランスやドイツをすっぽり覆う長さがあるなんて知らなかった」といった投稿には、数万件規模の「いいね」が寄せられるケースも珍しくありません。
この認識の歪みを生み出している最大の元凶は、航海用として16世紀に考案された「メルカトル図法」の構造的欠陥です。メルカトル図法では経線が平行に描かれるため、赤道から離れて極地に近づくほど面積が極端に拡大されます。代表的な例がグリーンランドです。地図上では南米大陸やアフリカ大陸に匹敵する巨大さに見えますが、実際の面積は約216万平方キロメートルであり、アフリカ大陸(約3,037万㎢)の14分の1に過ぎません。
北緯20度から45度付近に弓なりに弧を描く日本列島は、南北に約3,000キロメートルものスパンを持っています。これを実際の縮尺のまま西ヨーロッパに配置すると、北欧のスウェーデン南部から地中海を越えてアフリカ北岸に達するほどの長大な国土空間を有している事実が、客観的な図形比較によって証明されています。