大分県警には連日、全国各地から目撃証言が寄せられています。特に報告が多いのが、東京都内の繁華街(新宿・池袋・渋谷)や大阪・西成地区、さらには沖縄県や全国のリゾート地です。
現場取材や過去の長期逃亡犯の行動心理を照らし合わせると、大都市の繁華街は「他人に無関心な群衆」に紛れやすく、ネットカフェやドヤ街を拠点にできる利点があります。一方、地方のリゾートバイトや農林水産業の現場は「寮付き・まかない付き」で身元審査が簡略化されているケースがあり、八田被疑者のような単身逃亡者が入り込みやすい環境と言えます。
一方で浮上する海外逃亡の可能性についてはどうでしょうか。八田被疑者が正規ルートで出国した記録は入国管理局に存在しません。パスポートを不法取得したか、あるいは漁船などを使った不法出国(密航)の可能性を完全に排除することはできませんが、密航には多額の裏資金と強固な組織犯罪ネットワークが不可欠です。単独犯である被疑者がそれらを調達できた可能性は低く、警察当局も「国内潜伏が本線」と見て全国規模での捜索網を敷いています。