日本語学習者が最も混同しやすいのが、標準語的な「화나다(ファナダ)」と口語表現の「열받다(ヨルバダ)」の違いです。
「화나다(ファナダ)」は漢字の「火(ファ)」に由来し、感情としての「怒り(腹立ち)」全般を指す最も中立的で一般的な単語です。「私は怒っている」「彼を怒らせた」といった客観的な叙述にも適しており、ニュース報道や公の会話でも違和感なく用いられます。
対して「열받다(ヨルバダ)」は「熱(ヨル)を受ける(パッタ)」という生々しい身体感覚を表した口語表現です。「頭に血が上った」「カッとなって熱くなった」という衝動的な怒りを指し、会話では「열받아(ヨルバダ / 頭にくる)」「열받네(ヨルバンネ / ムカつくな)」と口をついて出ます。感情の生々しさが強いため、フォーマルな場には適さず、気心の知れた友人関係で使われます。