テレビ放送直後には激しい批判を浴びた第18話ですが、その後の公式の対応は、アニメーション制作スタジオとしての意地と執念を見せつける結果となりました。セルパッケージ(Blu-ray/DVD)第7巻のリリースにあたり、Production I.Gは通常のリタッチの範疇を遥かに超える、前代未聞の全編リテイクを敢行したのです。
パッケージ版が発売された際、有志ファンによって作成されたサイコパスBD修正比較画像は瞬く間にネット上を席巻しました。テレビ版のカットとBD版の同一シーンを並べた比較画像では、狡噛の骨格から髪の毛のディテール、瞳に宿る光の処理まで完全に別のアニメーションとして生まれ変わっており、「ここまで直すとは脱帽した」「現場のプライドを感じる」と、一転してクリエイター陣を讃える声が多数派を占めるに至りました。
さらに2014年に放送されたサイコパス新編集版作画修正においては、このBD版の高品質マスターをベースにしつつ、新規カットの追加や音響の再構築が図られ、作品の完成度は決定的な高みへと引き上げられました。