入試攻略の基礎となる各種模試データの照合において、大手予備校が提示する数値の乖離を正しく把握することは受験戦略上欠かせません。旺文社パスナビおよび河合塾Kei-Net大学検索システムの最新ボーダーデータによると、一般選抜における愛知医科大学医学部の偏差値は65.0、共通テスト利用方式におけるボーダー得点率は84%に達しています。一方、チーム医療を支える医療従事者を育成する愛知医科大学看護学部の偏差値は47.5(ベネッセ進研模試基準では57〜62)となっており、共通テスト得点率ボーダーは60%〜62%で推移しています。
模試母集団の違いを考慮する必要があります。ベネッセコーポレーションの「マナビジョン」が公開する進研模試データでは、愛知医科大学全体の難易度ランクが57〜76と幅広く表示されます。これは、進学校のハイ層から中堅層までを網羅する母集団の広さに起因するものであり、医学部単体で見ればベネッセ偏差値で72〜74前後の水準を要求されるのが実情です。
河合塾全統記述模試の偏差値帯における「65.0」という立ち位置は、上位私立(慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、順天堂大学など)に次ぐ中堅上位グループ(藤田医科大学、岩手医科大学、北里大学、久留米大学など)の激戦区に位置しています。わずか1点の差で100人規模の受験生がひしめくレンジであり、地方私立だからといって学力的な妥協が許される状況にはありません。