バジルを1本のひょろ長い茎で終わらせず、ブッシュ状にこんもりと繁茂させる最大の秘訣が「摘心(てきしん)」です。本葉が6〜8枚程度まで育ったら、主軸の先端にある芽を清潔なハサミで思い切って摘み取ります。この作業を行うことで、葉の付け根から2本の新しい「脇芽」が勢いよく伸び出します。
脇芽が伸びて再び葉の数が増えたら、それぞれの先端を再度摘心します。これを2〜3回繰り返すだけで、茎の数が倍々に増え、1株あたりの収穫量が劇的に跳ね上がります。夏場に白いつぼみが見えた場合もすぐに摘み取ってください。花を咲かせると種を作るために養分が使われ、葉が硬くなり風味が落ちてしまうためです。
さらに、摘心で切り落とした元気な茎は捨てずに「挿し木」として活用できます。下葉を落とした茎をコップの水に浸しておくと、わずか1週間〜10日ほどで白い根がぐんぐん伸びてきます。十分な発根を確認してから新しい鉢へ植え替えれば、手軽に株を増やすことが可能です。