京都・龍岸寺はなぜ型破りなのか?テクノ法要と住職の狙いを徹底解剖

京都・龍岸寺はなぜ型破りなのか?テクノ法要と住職の狙いを徹底解剖

京都・龍岸寺はなぜ型破りなのか?テクノ法要と住職の狙いを徹底解剖についての真相を徹底解説します。

龍岸寺の存在が一躍全国区となった背景には、視覚と聴覚を根底から揺さぶる前衛的な取り組みの数々があります。発端となったのは、福井県・照恩寺の住職でありDJでもある朝倉行宣氏らとの協働でスタートした「テクノ法要」や、本堂の空間を阿弥陀如来が飛翔する「ドローン仏(ぶつ)」の導入でした。

ドローン仏とは、3Dプリンターで造形された来迎仏(阿弥陀如来や諸菩薩)を小型ドローンに搭載し、LEDの光をまといながら宙を舞わせる試みです。浄土宗において、臨終の際に阿弥陀如来が西方極楽浄土から雲に乗って迎えに来る「来迎(らいこう)」の教えを、物理的な飛行演出によって可視化させました。

さらに世間の度肝を抜いたのが、寺院開発の仏頭ロボットによるプログラミング読経や、仏教系アイドルユニット「てら*ふる」を擁する文化発信組織「てらまち倶楽部」の立ち上げです。本堂でのアイドルライブ開催や、メイド喫茶とのコラボレーション企画など、旧来の仏教界の常識ではタブー視されてきたサブカルチャーとの融合を矢継ぎ早に展開。これがネット上で「サイバー寺院」「型破りすぎる」と爆発的な拡散を引き起こす契機となりました。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。