自動車メディアの試乗テストや現場の検証取材において、高い評価を得ているのがGRヤリス RS CVT 乗り心地とシャシーの一体感です。
搭載されている「Direct Shift-CVT」は、発進用ギヤを採用した革新的なトランスミッションです。従来のCVTにありがちだった「アクセルを踏んでもエンジン回転数だけが先行してスピードが乗らない」という特有のラバーバンド感が大幅に払拭されています。停止状態からのゼロ発進ではギヤ駆動によるダイレクトな加速を見せ、速度が乗るとスムーズにベルト駆動へ移行します。
さらに、ステアリング裏に配されたGRヤリス RS パドルシフト 操作感は、小気味よいステップ変速を演出します。マニュアルモードを選択すれば10速の仮想ギアをリズミカルに操ることができ、シフトダウン時のレスポンスも十分に素早く設定されています。手元でギアを操りながら、軽量なボディをコーナーへ滑り込ませる感覚は、まさに「手の内でコントロールできるライトウェイトスポーツ」の醍醐味です。
足回りに関しては、RZ系がサーキットユースを想定して強靭かつ硬めに引き締められているのに対し、RSはストリートでの実用域を重視したしなやかなセッティングが施されています。GA-Bプラットフォームとリヤ側のGA-Cプラットフォームを融合させた強固なボディ骨格がサスペンションを正確に動かすため、不快な突き上げ感が少なく、長距離のハイウェイクルージングでも疲労感の少ない上質な乗り味を提供します。