現在、フリマアプリ(メルカリ・ラクマ等)や秋葉原・日本橋のレトロゲーム専門店において、3DS用ソフト『とんがりボウシと魔法の町』の中古価格は異常なまでの高水準を維持しています。発売当時のメーカー希望小売価格(税込5,123円)と比較しても、その上昇ぶりは歴然です。
価格が高騰した背景には、主に3つの明確な要因が存在します。
第一に、3DSニンテンドーeショップのサービス終了(2023年3月)によるデジタル版の新規入手ルート断絶です。これにより、新規プレイヤーが遊ぶ手段が物理メディア(パッケージ版)のみに絞られました。
第二に、当時の実出荷本数の少なさが挙げられます。前作『とんがりボウシとおしゃれな魔法使い』等からゲーム性が大幅に拡張されたものの、シリーズ終盤のリリースだったため初回流通量が限定的でした。
第三に、SNSや動画配信プラットフォームでの再評価ブームです。「ファッション・料理・魔法・店舗経営をここまで高水準に両立させたスローライフ系ゲームが他にない」という体験談が拡散され、若い世代の新規ユーザーが流入したことが価格を押し上げる直接の原動力となっています。