ネット上には給湯器にまつわる誤った情報や、不必要な不安を煽る俗説が飛び交っています。情報に惑わされず、適正な判断を下すために押さえておくべき2つの盲点を解き明かします。
誤解1:「エラーコード888が表示されたら即座に危険・故障である」
給湯器のリモコンに「888」または「88」という数字が点滅し始めると、「大事故の前兆ではないか」と慌てる利用者が非常に多く存在します。しかし、これは故障を示すエラーコードではありません。通電開始から10年相当の使用回数に達したことを知らせる「点検時期お知らせ機能(ユーザー案内)」です。即座にお湯が止まるわけではなく、点検を受けるかリセット作業を行うことで表示を解除できます。悪質な訪問業者はこの表示を見て「今すぐ止めないと爆発する」などと不安を煽る手口を使うため、冷静な対応が求められます。
誤解2:「ネット格安業者はすべて技術が低く危険である」
一方で、「東京ガスや大阪ガスなどの大手ガス会社でなければ危ない」というのも偏った見方です。大手ガス会社は信頼性が高い反面、機器本体の値引き率が渋く、工事費も高めに設定されています。ネット専門の給湯器交換業者の多くは、大量一括仕入れと中間マージンのカットによって本体代金を50〜70%オフで提供しています。重要なのは「ネット業者かどうか」ではなく、「ガス機器設置スペシャリスト(GSS)」「液化石油ガス設備士」「ガス可とう管接続工事監督者」といった国家資格や認定資格を明示しているか、工事保証が10年間無償で付帯しているかという客観的な施工品質基準です。