ダイソー原宿店の閉店理由と跡地の現在|噂される復活の真相に迫る

ダイソー原宿店の閉店理由と跡地の現在|噂される復活の真相に迫る

ダイソー原宿店の閉店理由と跡地の現在|噂される復活の真相に迫るの基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

多くの買い物客で終日ごった返していたダイソー原宿店が営業を終了したのは、2019年1月27日のことでした。当時、竹下通りの中心部に位置する大型店舗の閉店発表は、SNS上でも瞬く間に拡散され、店頭には別れを惜しむファンや常連客が多数詰めかける異例の事態となりました。あれほどの客数を誇りながら、なぜ撤退に至ったのか――その最大の核心は「建物の定期借家契約満了」にあります。

商業施設の開発関係者によると、竹下通りのような超一等地における大規模商業ビルは、十数年単位の定期借家契約が結ばれるケースが一般的です。同店が入居していたビルは築年数の経過に伴う耐震改修やフロア刷新が計画されており、契約更新のタイミングで大創産業とビルオーナー側との条件交渉が行われました。当時、竹下通りの坪単価はインバウンド需要の高まりとともに高騰を続けており、100円均一という単価設定で広大な売り場面積を維持するコストパフォーマンスと、施設側の賃料改定の思惑が折り合わなかったことがダイソー原宿店の閉店理由における決定打となったと見られています。

一部で噂された「売上減少による赤字撤退」という説は、当時の客足やレジ稼働率から見ても完全に否定されます。同店は全国のダイソー店舗の中でも屈指の売上規模を誇る旗艦店であり、特に外国人観光客のインバウンド消費比率は都内トップクラスでした。採算が合わなくなったのではなく、都市型商業ビルの契約更新に伴う構造的な節目を迎えたことが、歴史ある店舗の幕引きとなったのが真相です。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。