2026年に向けて段階的に進められてきた改装において、最も大きな反響を呼んでいるのが地下1階の食品フロア(デパ地下)とライフスタイルフロアの再編です。「大丸神戸店のリニューアル詳細まとめ」を現場取材で紐解くと、伝統的なギフト需要に応えつつ、日常のプチ贅沢やインバウンド需要を巧みに取り込む緻密なMD(商品構成)の変革が見て取れます。
特筆すべきは、洋菓子の街として名高い神戸ならではの「大丸神戸店 デパ地下スイーツ」の充実ぶりです。モロゾフやユーハイムといった神戸発祥の歴史的ナショナルブランドがフラッグシップ仕様の限定ショップを展開する一方、気鋭のパティシエによる限定焼き菓子や、関西初出店となるBean to Barチョコレート専門店が軒を連ねています。
平日の午前中から行列が途切れない人気洋菓子ブースでは、開店からわずか45分で当日分が完売する限定バターサンドや、生ケーキの出来立て実演販売が目玉となっています。購入客の1人(神戸市在住・40代女性)は取材に対し、「他都市の百貨店にはない『神戸限定パッケージ』や『大丸神戸店先行販売』のアイテムが多く、手土産選びで外すことが絶対にない」と語ってくれました。トレンドの移り変わりが極めて早い現代において、伝統の安心感と斬新な驚きを共存させている点が、地下フロアの圧倒的な求心力の源泉です。