かつて「ジャパネット」といえば、高田明前社長の独特な語り口が代名詞だった。自らマイクを握り、商品の魅力を語り尽くす姿は日本の放送業界においても異彩を放っていた。しかし、世代交代とともに番組のスタイルは大きく変貌を遂げる。単なる商品紹介にとどまらず、ライフスタイルの提案へとシフトしたのだ。
現在の生放送テレビショッピングは、複数のMCによる息の合った掛け合いが主流だ。瞬時に在庫状況や視聴者の反応を読み取り、臨機応変にトークの舵を切るスキルが求められる。単に原稿を読むだけのアナウンス技術ではなく、画面の向こう側にいる一人ひとりの生活に寄り添う親しみやすさと信頼感が、彼らの最大の武器となっている。