彼女の出自を語る上で欠かせないのが、本名と芸名にまつわるストーリーです。堺小春の本名は「栗原小春(くりはら こはる)」であり、父・堺正章の本名である栗原正明の姓を受け継いでいます。
子役時代は本名名義で活動していましたが、2015年に舞台『転校生』のオーディションへ挑戦する際、自らの意志で「堺小春」という芸名を名乗ることを決めました。オーディションは応募総数2,123人という熾烈な倍率のなか、親の名前を伏せて実力のみで合格を勝ち取っています。
父である堺正章へ芸名使用の相談をした際、父からは「中途半端な気持ちなら名乗るな。覚悟を持ってやりなさい」と厳しい言葉とともに背中を押されたと明かされています。偉大な父の看板を背負うプレッシャーを自ら引き受けた瞬間であり、二世タレントという枠組みに甘えない強い覚悟の表れでした。