CM出演において最も関心を集めるのが、タレントたちの年間契約料、いわゆる「ギャラ相場」だ。業界関係者の証言によると、トップクラスの女優たちの1企業あたりの年間CM契約料は、5,000万円から8,000万円台に達するという。さらに、超一流とされる数名に関しては1本で1億円を超える特別枠が存在するのも事実だ。
ギャラが跳ね上がる背景には、単にテレビ露出が多いだけでなく、デジタル広告や店頭販促、SNSでの拡散力までを包括した「マルチデバイス契約」が増加している点がある。芸能プロダクション側も、テレビとWebを合わせた総合的なメディアプランニングを提示することで、契約価値を高める戦略をとっている。
対照的に、ネクストブレイク枠の若手女優であれば、1,000万円から2,500万円程度が相場となる。企業側にとっては、高額なトップタレントを1本起用するか、成長株の若手を複数起用して多角的にプロモーションを展開するか、予算に応じた高度なポートフォリオ戦略が求められる時代となっている。