『別れの予感』は発売後、瞬く間に全国の有線チャートを駆け上がりました。同年の第20回日本有線大賞で有線音楽賞、第20回全日本有線放送大賞で優秀スター賞を受賞。前3作のような派手なタイアップや衝撃的な歌詞設定に頼ることなく、純粋な楽曲クオリティとロングセラーによって昭和歌謡史にその名を刻みました。
ここで多くの音楽ファンが疑問に抱くのが、NHK紅白歌合戦での歌唱歴です。テレサ・テンは生涯で3回紅白歌合戦に出場しています。
- 1985年(第36回):『愛人』
- 1986年(第37回):『時の流れに身をまかせ』
- 1991年(第42回):『時の流れに身をまかせ』(5年ぶりの復帰出場)
実は、『別れの予感』が発売された1987年はアジア圏での精力的な活動やスケジュール等の兼ね合いから紅白歌合戦への出場がありませんでした。そのため、紅白の舞台でこの曲が披露される機会は幻となりました。しかし、その希少性ゆえに、歌番組のリクエスト企画やテレサ・テンの特集番組では必ずと言っていいほど「最高傑作」として真っ先に名前が挙げられる特別な存在となっています。