現在、伊勢ノ海親方は名門・伊勢ノ海部屋の師匠として弟子のスカウトと育成に励むだけでなく、公益財団法人日本相撲協会においても欠かせない要職を担っています。審判部や巡業部をはじめとする現場の要所を歴任し、公正な取組の判定や地方巡業の円滑な運営に大きく貢献してきました。
土俵下で厳しい視線を送る勝負審判としての姿はおなじみですが、親方の本領は日々の稽古場にあります。早朝からまわし姿の弟子たちに鋭い声を飛ばし、土俵の砂まみれになりながらマンツーマンで胸を出す姿は、還暦を迎える今も変わりません。伝統を重んじつつも時代に即した柔軟な部屋運営を推し進め、角界全体の健全な発展を牽引するキーパーソンとして厚い信望を集めています。