園内の中央にそびえ立つ高さ約33メートルのサンサンタワーは、公園全体のシンボル的存在だ。展望フロアに立つと、360度の大パノラマが広がり、那須五峰の雄姿から日光連山、関東平野の広大な地平線までを一望できる。
この肥沃な大地は、かつて水不足に苦しんだ不毛の原野だった。明治時代、近代国家の礎を築いた井上馨や、初代栃木県令として剛腕を振るった三島通庸らが主導した那須野が原開拓事業によって、大規模な疎水が開削され、現在の豊かな景観の基礎が作られた。眼下に広がる緑地を眺めながら歴史の息吹に思いを馳せると、目の前の風景がより一層深く見えてくる。