テーブルが浮く手品の種明かし!布の仕掛けと浮遊のからくりを完全解剖

テーブルが浮く手品の種明かし!布の仕掛けと浮遊のからくりを完全解剖

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現在世界中で演じられている浮遊テーブルの基礎を築いたのは、ドイツ出身の世界的イリュージョニストであるダーク・ロスアンダー(Dirk Losander)です。彼が考案した「ロスアンダー・フローティングテーブル」は、マジック界に革命をもたらしました。

それ以前の浮遊マジックは、天井や舞台袖から張った極細のピアノ線(スレッド)で吊るす手法が主流であり、照明の角度や舞台装置に厳しい制約がありました。しかしロスアンダーは、以下の3つの要素を完璧に融合させ、照明を選ばず360度近い角度から見られても成立するシステムを完成させたのです。

第一に、極限まで軽量化された木工構造です。見た目は重厚なアンティーク調の木製テーブルに見えますが、内部には模型飛行機などに使われる最高級のバルサ材や特殊な複合素材が使われており、重量はわずか数百グラムから1キログラム未満に抑えられています。

第二に、指先ひとつでテーブル全体の重心をコントロールできる絶妙なバランス設計です。支点となる隠しフックの位置が緻密に計算されているため、演者はわずかな腕の力だけでテーブルを傾けたり、水平を保ったまま旋回させたりすることが可能になりました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。