いまや巨大な一大市場となったモバイルゲーム産業 (Mobile Gaming Industry)において、都市開発ジャンルは常にトップセラーの座を争う激戦区だ。その最前線で対照的なアプローチを見せているのが、世界的パブリッシャーのエレクトロニック・アーツ (Electronic Arts)と、カジュアルゲームの覇者Playrixである。
エレクトロニック・アーツが展開するシムシティ ビルドイット (SimCity BuildIt)は、据え置き機に匹敵するフル3Dグラフィックと、本格的な都市経営ロジックを両立させた金字塔だ。工場の稼働スケジュールを管理し、資材を加工し、世界中のプレイヤーと貿易を行いながら巨大都市を築き上げる手応えは、硬派なシミュレーションファンを唸らせる。
対するPlayrixのTownship (タウンシップ)は、農業と都市開発、そしてパズル要素を有機的に結合させたハイブリッドなアプローチで爆発的なユーザー層を獲得した。作物を収穫し、製品を加工し、ヘリコプターや列車で出荷して街を広げていく軽快なテンポは、都市づくりという重厚なテーマの敷居を劇的に引き下げたと言える。