「大宮駅近くでマンションを探していたが、予算内で納得のいく広さを確保するのはほぼ不可能だった」
そう語るのは、今年都内から引っ越してきた30代のIT企業勤務の男性だ。大宮駅周辺の再開発ラッシュによる地価高騰は勢いを増しており、新築分譲マンションの坪単価は過去最高水準を更新し続けている。そこで注目されたのが、隣駅の存在だ。
電車に揺られてたった4分。乗車時間の短さに反して、住宅価格や家賃相場には依然として明確な価格差が存在する。妥協して狭い部屋に住むくらいなら、1駅足を延ばして豊かな住空間を手に入れる。この極めて合理的な選択が、現在の人口流入を強力に後押ししているのだ。