地上波テレビ局や大手企業の広告部門にとって、特定の宗教色が強くにじむタレントの起用は極めてセンシティブな判断を伴う。日本社会に根強く存在する新宗教への警戒感や、視聴者からの電凸・不買運動のリスクを回避するため、キャスティングの現場では事前のスクリーニングが徹底される傾向が強い。
独立系の映画制作や自前の配信プラットフォームが成長した現在でも、マスプロダクションにおける「宗教的無色透明性」の要求は崩れていない。この構造的制限こそが、既存メディアから離脱し、教団傘下のメディアや独自の表現活動へとシフトする動機を補強しているという見方も強い。