1995年、単身来日したビビアン・スー。日本語もおぼつかない状態からスタートした彼女の日本でのキャリアは、バラエティ番組での体当たりの挑戦によって花開いた。特に「ブラックビスケッツ」としての活動は社会現象となり、1998年にリリースされたシングル『Timing(タイミング)』はミリオンセラーを記録。紅白歌合戦への出場も果たした。
当時の彼女の魅力は、計算のない「素の可愛らしさ」にあった。たどたどしい日本語で一生懸命に話す姿と、ステージで見せる圧倒的な歌唱力とダンスパフォーマンスのギャップ。その二面性が、老若男女問わず多くの日本人の心を掴んで離さなかったのだ。