伝統の枠組みを大胆に壊し、新たな客層を呼び込んだのがABEMAによる全取組生中継だ。独自のカメラアングル、若手タレントや異種格闘技のファイターを招いた斬新な解説席、そしてリアルタイムで流れる視聴者コメント。大相撲本場所は、敷居の高い伝統文化から誰もが熱狂できる現代的なプロスポーツ興行へと見事な脱皮を遂げた。
このメディア戦略の転換が、カルチャーに敏感な若いインフルエンサーやアーティストたちを国技館へと呼び戻す呼び水となった。「相撲観戦はお洒落でスリリングな体験」という新しい共通認識が、SNS世代の著名人たちの間で急速に定着しつつある。