外来の混雑緩和と重症患者への即応体制を両立させるため、診療受付と初診受入れの仕組みが大幅に見直された。もっとも注意すべき変更点は、初診における地域連携枠の完全優先化だ。地域のクリニックやかかりつけ医からの紹介状(診療情報提供書)と事前予約を持つ患者を優先的に案内するフローが徹底され、紹介状を持たずに直接来院した場合、受診までの待機時間が伸びるだけでなく、選定療養費の自己負担が別途加算される。
夜間・休日の救急外来(ER)でも体制の最適化が進む。トリアージナースによる初期スクリーニングが厳格化され、軽症患者の安易な時間外受診には一定のルールが設けられた。その一方で、病院長直轄の新たな当直ローテーションにより専門医へのエスカレーションが迅速化し、急性心筋梗塞や脳卒中といった一刻を争う疾患に対する初期対応のスピードは以前にも増して引き上げられている。