創業家のスピリットを体現し力強いメッセージを発信し続ける豊田章男会長と、現場叩き上げのエンジニア出身として舵取りを担う佐藤恒治社長。この両名による強固なリーダーシップ体制は、世界の自動車製造業の中でも類を見ない強みとなっている。
豊田章男氏が築き上げた「もっといいクルマづくり」の思想と全方位外交の戦略を継承しつつ、佐藤恒治氏はいかにして次世代モビリティカンパニーへの脱皮を果たすのか。経営陣の交代から一定の月日が流れた現在、投資家は単なるスローガンではなく具体的な業績数字と資本効率の向上を求めている。経営のメッセージが一貫しているか否かは、個人投資家のマインドを冷やさないための決定的な要素だ。