テトラポッドの隙間を直撃する穴釣りでは、1回の釣行で5個〜10個の仕掛けを根掛かりで失うことも珍しくありません。釣具店で販売されている市販仕掛けは1組あたり400円〜700円前後するため、釣行回数が増えるほど経済的負担が膨らみます。そこで多くのアングラーが実践しているのが伊勢エビ仕掛け自作です。
自作に必要なマテリアルと組み立て手順は以下の通りです。
まず、針の選定が仕掛けの命運を分けます。伊勢エビ針サイズは、伊勢尼なら10号〜12号、丸セイゴなら12号〜14号が基準です。エビがエサを抱え込んだ際、触肢や腹側へ確実にフッキングさせるため、1本の幹糸から短いハリス(1.5cm〜2cm)で2本〜4本の針を段差状、もしくは扇状に配置する多点針仕様を作成します。
針同士が絡み合うマツリを防ぐため、ハリスの根元に硬質パイプを通すか、瞬間接着剤でハリスのコシを強化する処理を施します。このわずかな手間で、海中での針の姿勢が水平に保たれ、エビがエサに触れた瞬間の引っ掛かり率が飛躍的に向上します。自作すれば1組あたりのコストを80円〜120円程度まで圧縮でき、ロストを恐れずにシビアなピンスポットへ攻め込めるようになります。