油汚れが付着してから1ヶ月以上経過し、油分が酸化して黄色や茶色の輪ジミに変色してしまった場合、食器用洗剤だけでは油の骨格しか崩せず、変色色素が残ってしまいます。ここで投入すべきが、アルカリの化学反応を利用した重曹と酸素系漂白剤のシミ抜きです。
弱アルカリ性の重曹(炭酸水素ナトリウム)と、過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系粉末漂白剤(または液体ワイドハイター等)を1対1の割合で小皿に混ぜ合わせ、少量の45度のお湯を加えてペースト状にします。弱アルカリ環境下では過酸化水素の分解が活性化し、活性酸素が一気に放出されます。この酸素ペーストをシミの上に塗り、スチームアイロンの蒸気を5ミリほど浮かせて当てるか、ドライヤーの温風を1分ほど当てて熱を加えると、酸化した油分と色素が劇的に分解されます。
さらに広範囲に油染みや皮脂の黄ばみが広がっている場合は、アメリカ発祥で定着したオキシクリーンつけ置きの手順が圧倒的な効率を誇ります。