掲示板で定期的に再燃するのがJTの減配リスクの可能性と、過去に実施されたJTの株主優待廃止の影響です。ネット上には一部で極端な悲観論も見られますが、数字を客観的に見れば誤解も少なくありません。
かつてJTは2021年に16年ぶりの減配(154円から140円(※修正後換算))を実施し、株価が急落した経緯があります。このJTの株価暴落理由は、事業再編費用の一時的な計上と配当性向方針の変更によるものでした。しかしその後、配当方針を「配当性向75%目安」と明確化し、利益成長に伴って再び連続増配基調へと回帰しています。
また、2023年に自社商品(ご飯やカップ麺など)の株主優待が完全廃止された際も「個人投資家離れが起きる」と騒がれました。しかし結果として、優待コストをすべて配当金へ一本化したことが海外機関投資家からも評価され、株主還元全体の公平性と透明性が高まりました。優待目当ての浮動株が整理され、長期配当狙いの強固な株主構成へシフトした点は、構造的なプラス要因と言えます。