日本の製菓界を牽引する世界的パティシエの「辻口博啓」氏も、近年の京都におけるパンケーキの発展には深い関心を寄せる。辻口氏は、素材の旨味を最大限に引き出す日本の職人技と、京都という歴史的空間が融合することで、世界に類を見ない独自の製菓ジャンルが確立されたと指摘する。
こうした現象は、地域の経済と観光施策にも大きなインパクトを与えている。「京都市観光協会」が推進する持続可能な観光まちづくりの文脈においても、分散型観光のキーコンテンツとして路地裏の絶品カフェが注目を集める。オーバーツーリズム対策と地域振興を両立させる切り札として、「観光・インバウンド産業」全体がこの空前のパンケーキトレンドに熱視線を送っているのだ。